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ウエットスーツを修理する No.2


さて続いて穴が開いてしまったウエットスーツの修理法です。

前回説明した生地の合わせ目の補修では生地の剥がれた部分を接着剤で接着させておしまいでしたが、
穴が開いてしまった場合は穴を繕わなければなりません。
これはちょっと面倒です。

では実際の例を参考に説明しましょう。


No.1 01.JPG - 70,329BYTES  

ウエットスーツを着るときに引きちぎった紐と一直線に破れたウエットスーツです。
写真では分かりませんが、裂け目はウエットスーツの裏側まで貫通していて穴が開いています。(写真をクリックすると大きな画像が見られます。)

この今回も
セメダインスーパーX で補修します。

No.2 02.JPG - 45,447BYTES

ウエットスーツを裏返して、裏側からウエットスーツの裂け目を針と糸で縫いつけます。

使用する針と糸は普通の裁縫セットに入っているものです。糸は木綿糸を使用しました。

ウエットスーツを縫い合わせるときのコツは、ウエットスーツの生地を貫通させないように縫うことです。

裏側から針を刺し破れた断面に針を出します。

裏側から表に針穴を貫通させてしまうと針穴から水が入ってくるらしいです。
これは実際に試したことが無いので真偽の程は分かりませんが貫通させないほうが作業がしやすいです。

No.3 03.JPG - 44,134BYTES

生地を縫い終わったら、ウエットスーツの表側から接着剤を塗りこみます。

この際、ウエットスーツの裏側から縫い目を押し広げるようにして接着剤を塗りこむと生地の断面にまんべんなく接着剤が塗れます。

生地を貫通するように縫い合わせると縫い目を押し広げるのが難しくなります。

No.4

05.JPG - 35,817BYTES


04.JPG - 32,004BYTES

接着剤を塗ったら、生地の断面を密着させるように押さえつけた状態で10分程放置します。
折り込むようにガムテープで留めてもいいでしょう。

今回はジッパーが邪魔で折り込むめなかったため接着面が少し開き気味になってしまいました。

こんなときは開いた個所を埋めるようにセメダインスーパーXを充填すれば問題ありません。
セメダインスーパーXは乾いたあとも柔軟性があるのでこんな使い方も可能です。


上の写真は補修前、下の写真は修理をして1日置いたものです。
透明に盛り上がって綺麗に接着されているのが分かると思います。

ちなみに今回補修した部分の左下側には2年前にスケッグでカギ裂きになった補修あとがあります。

これも今回と同様に修理してその後水漏れすることなく現在までもっています。

ウエットスーツの補修自体はサーフショップでも低料金でやってくれますが、
修理に結構時間がかかります。
それにサーフショップに行くのも面倒です(笑)

自分で修理できれば翌週には使えます。

修理の費用よりも時間的な問題でウエットスーツの修理は自分でやっています。