ETCを車に取り付けるのはそれほど難しい事ではありません。
今回、チェロキーに取り付けたのでその工程を書いておきます。
ETCを車に取り付けるための配線は
1.バッテリーから直結の電源
2.ACC電源
3.アース
の3つだけです。
昔のETCは2と3の2本の配線しかありませんでした。
1.の配線は車からキーを抜いたあとにETCからETCカードを抜き忘れた時に音声で注意するための物だと思います。
ETCの取り付けのいちばん簡単な方法はカーステレオから電源をとる方法です。
チェロキーも最初はカーステレオから電源を取ろうとしたのですが、配線が奥にありすぎて手が届かず断念しました。
まず、1.2.3の配線ができるコードを探さなければなりません。
困ったことにチェロキーは国産車と配線のコードの色の規格が異なります。
お陰でカーステレオの取り付けやエンジンスタータの取り付けが自分で出来ず、ディラーから配線屋(?)に頼んで取り付けてもらうい痛い出費をしました。
今回のETCは配線が3本しかないので自分でも出来そうです。
3.のアースはボディーの金属部分のネジに取り付けるだけなので問題はないでしょう。
問題は残りの1.2の配線をどこから取るかという事です。
1.はキーを抜いた状態で電源が来ている部分の配線です。
カーステレオなら時計用のコードですが今回はカーステレをからは取れないので悩みます。
候補はハザードランプ、ヘッドライト、ホーン、室内灯等など。
色々配線を探していたら、ダッシュボードの小物入れの中に豆電球を発見。
扉を開けるとランプが点灯します。
ここが一番電源が取りやすいのでこいつに決定。
続いて2.のACCです。
キーから直接取るのが手っ取り早そうですが、なんだか面倒な気がして結局シガレットから取りました。
取りましたと書くと簡単に出来そうですが、これが結構大変でした。
インパネ周りのネジをはずしてインパネをはがしシガレットの裏側の配線に電源取り出しコードを取り付けます。
このインパネをはがすのに一苦労。
夏の暑い盛りに大汗かいて、午前中一杯かかりました。
1.2.3の配線が終わったら、ETCとコードを接続しETC本体をダッシュボード上に取り付けます。

ETCを取り付ける角度や位置が細かく指示されています。
気になる人はキッチリと取扱説明書の通りに取り付けたほうがいいでしょう。
個人的には、まあ、そんなに厳密に取り付けなくてもダッシュボード上なら大体大丈夫だと思いクッション付の両面テープで直付けしてしまいました。
ETCを取り付けるパーツも入っていたのですが、なんだかそのパーツでETCを取り付けると腰高で目立ってしまい好みに合わなかったのです。
ここまで来たらあとはキーを挿してテストです。
キー鍵穴に入れACCまで回すかエンジンをかけます。
そこでETC本体のLEDが点灯したら一安心。
そして
「ETCカードがセットされていません。」
と音声案内があります。
この音声案内、キーをACCに回しても直ぐにはありません。
キーをACCに回してしばらくしてから、それも「あれ、配線ミスした?」と思うくらい時間を空けてから案内があります。
次にETCカードをETCにセットします。
すると
「ETCカードを認識しました。」
と音声案内が入ります。
カードの向きを間違えると音声案内は入りませんから注意してください。
最後にカードを入れたままキーを抜いてみます。
「カードが残っています」
と音声案内があれば配線はOKです。
さあ、これからが本番です。
ETCを使って高速に乗ってみます。
最初は、ドキドキものです。
ゲートが開かなかったらどうしようとか、不安で一杯です。
減速してETC専用レーンに入ります。
もう、停まりそうなくらい減速します。
すると、あっけなくゲートのバーが開きました。
この時の安堵感といったらありません。
一仕事したって感じです。
でも、まだこれで終わりではありません。
最後に高速を降りる試練が待っています。
さて、高速を降りる時にETCが認識されなかったらどうするんだろう等々と不安が過ぎる中、高速を降ります。
高速走行に慣れてしまって、ちょっとオーバースピードでETCゲートに侵入。
危ない危ない。
急ブレーキ気味に速度を落とします。
ゲート、開くかなぁ。。。
プォンと音がして
「料金は○○円です。」
と音声案内。
ほぼ同時にゲートが開きました。
テストは完璧でした。
これで、お安く高速道路が利用できます。
注) 調べたらヒューズ電源取り出しキットなんていうのがあって簡単に電源が取れるようです。
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